先日の日曜日、お天気が良かったので、Wannseeへ行ってきました。
そのときの写真をちょっと記念に。 カメラを買ったし、せっかくの一眼レフです。 初心者の私ですが、カメラにずいぶんと助けられている感じ。 レンズがキットレンズのなので、もちろんこれで練習ですが、ズーム感にはちょっと欠ける。 でも十分以上です。私にはできすぎのカメラで、ちょっと使いこなせていません。 緑の中をお散歩して、昼食の場所へと向かう。本当に目を見張るような緑。 お目目が敏感な真ん中の猿は、サングラスなしでは、ちょっと目を開けられないようなまぶしさ。それにしても、素晴らしい雲。 お昼を取ったNikolaskoehのテラスから見た絶景。Wannseeの南端にあたるところで、ベルリンからだとSバーンでWannseeまで行き、その後Pfaueninsel方面の小道に右に入ります。Glinickeのほうまでは行きません。 素晴らしいお天気と景色、ご機嫌な家族とはちょっとはなれたところにいる、思春期真っ只中の娘。無口です。考え事をしているのでしょうか。 しかし、この後御飯をいただいて、どんどん元気が出てきました。 あまりの楽しさに、ステイクールもどっかへ吹っ飛んだんじゃないでしょうか。とても良いことです。 末猿は、イタリア人でも日本人でもありません。立派なドイツ魂を持ち合わせた男です。 その証拠に、色々あるキッズメニューを無視して、「赤キャベツと林檎の煮込みとジャガイモにちょっとソースをかけて。」と注文しなさりました。これ以上ドイツ的な子供ってはありえないよな。 食後は湖沿いの道まで降りてきました。 太陽がかげるとでもとても寒かった。20度行ったのかしら。雲行きもちょっと怪しかったり。 サイクリング道にもなっています。すごい緑だ。目が痛いほどだ。 すぐそこまで歩いて、このでかいイカダのようなものに乗って、向こうに見えるPfaueninselに行きます。何でもヴィルヘルム二世が狩猟のためにおもちゃのような城を作らせ、夏の避暑地にもしていた島で、今では名前の通り、孔雀が放し飼いになっているんだそうです。 島の内部は、すぐにメルヘンのような光景が続きます。 途中で、ハリネズミちゃんの死骸を発見。神妙に見入る猿二匹。だって、都会じゃこんなものは見れないし。 突然現れた屋敷。夕日が反射して美しい。でも空き家でした。当時のままだと思われる窓のガラスも一部壊れたりしていて、これから修復になるのでしょうか。 キッズはその後キャッチボール。 と、そこへ孔雀が現れて、どんどん近づくけど、結局羽は開いてくれなかった。残念。 しばらくして今度はメスの孔雀嬢が現れました。 疲れたので島の突端に行くと、夕日が後光のように差し込んでいて、それは美しかった。 こんなに美しい思い出を作れたのが、なんだか逆に悲しくなるほど、その夕日は特別でした。 最後に、記念写真でも撮ろうかということになったけど、お腹もいっぱい食べちゃったし、なんだか醜い痴態をさらすのは嫌だよねと、ながーい影を撮影。 もう七時ごろです。八時には太陽は沈むのかな? そろそろお家へ帰りたくなってきました。 本当に自然に触れて、家族らしいことができて良かった。 帰路の車の中で、子供たち三人、娘さえも楽しそうにみんなで合唱しているんですよ。 そんなこと何年もなかったのよね。 そんな時間、何年も取れなかった。 今回は、1日だけ素晴らしい家族の思い出を作ろうという約束だった。 それで、三ヶ月耐えられるような、素晴らしい思い出を。 だけど、それがこんなにうまくいくなんて、本当に嬉しかった。 私が嬉しいのは、子供達が本当に心の底から安心して、私たちの間を行ったりきたりしながら、ゲームもテレビも忘れて遊んだということ。 思春期の娘が、ちょっと子供に帰って、お歌を歌うほど楽しんだということ。 早くまたR(あたしの夫)が帰ってこないかなあ。 そうしたら楽しいことできるのになあ。 息子二人は絶対にまたこう思っているに違いない。 ステップファミリーだし、色々と難しい側面もないわけじゃない。 でも、時間が家族を作っていくし、何より時間のみが、人間関係に変化を与え歴史を作り絆を深めてくれる。 一緒にいるというだけで、本当に意義のあることなんだと思う。 そう思うと、本当に一緒にいたいのに、なぜこんな生活をするのかなあと、また悲しくなる。 でも、1日1日、自分の生活を規律正しく過ごすことだけが、心の支えになる。 その中で、思い出の占める割合は大きい。 思えば、一分間に十秒以上、楽しかった時間を考えて過ごしているのではないかしら。 今からは、また次の楽しみを成就させるよう一生懸命今を生きるのみ。
by momidori
| 2008-05-08 06:57
| Outdoor
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